第五回世界水フォーラム
トルコで開催された第五回世界水フォーラムにおいて、世界中の水の関係者が集まるなか、日本は第三回、第四回に引き続き皇太子殿下がご出席されたこともあり、大きな注目を浴びた。開会式では世界水フォーラムの会長ロイ・フォーション氏が「水問題を解決する橋を架ける」というテーマを宣言したが、その後皇太子殿下がご挨拶をされる機会があった。その内容は、水問題解決のための積極的な国際協力の必要性を説くものであり、挨拶が終わると会場から皇太子殿下へ大きな拍手がおくられた。
皇太子殿下の基調講演
第五回世界フォーラムの2日目には、皇太子殿下により「水とかかわる――人と水との密接なつながり――」というテーマで基調講演が行われた。講演の内容は皇太子殿下が自ら撮影なさった写真などを使って、日本が歴史的に行ってきた水問題への取り組みを説明するものであったが、そのひたむきな姿勢に多くの関係者が胸を打たれた。