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オガララ帯水層

「オガララ帯水層」はアメリカに存在する世界でも最大規模の水資源であり、食料輸出世界1位であるアメリカの農業の支えとなっている。しかしそんな巨大なオガララ帯水層も降水量が少ない年が続いたことと、もともと溜まっていた地下水を汲み上げすぎた結果、地下水が減り耕地も減るという状態になってしまった。オガララ帯水層は食料需要の増加による過剰な地下水の利用の一例であり、地下水の枯渇問題に悩まされている。

帯水層をめぐる紛争

アメリカのオガララ帯水層のような巨大な帯水層は、他にもヨーロッパ、アジア、アフリカなど世界各地に存在している。しかし、それらの帯水層は複数の国の国境線をまたぐように存在しているので、その帯水層の地下水を利用することは国同士の争いを生み出す。