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海水淡水化ビジネス

世界中の国が国家プロジェクトを立てるほど注目されている水ビジネスであるが、その中でも特に需要があるのが海水淡水化ビジネスである。それは世界中で河川の流量が減少し地下水が枯渇している中、海水淡水化が水不足を解消していく切り札となるからである。現在、海水淡水化ビジネスの最も大きな市場はUAE、サウジアラビア、カタール、クウェート、オマーン、バーレーンの中東の6カ国である。これらの国では川などから水資源を得ることができないため、海水淡水化ビジネスの需要が大きく伸びている。

海水淡水化分野での日本

日本は海水淡水化で重要となる「膜」の分野で世界シェアの7割を占めているなど、海水淡水化分野において大きな技術力を持っている。しかし、日本は水事業の施設管理や運営に関する技術を持っておらず、世界の水事業をリードすることができていない。