世界の水戦略
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国家レベルの水戦略

2009年に世界経済の動きを議論するダボス会議がスイスで開かれ、このままの勢いで人類が水を使い続けると世界は深刻な水不足に陥る、という重大な報告がなされた。その原因は農業用水や飲料水に使われていることで世界中の河川の水量が少なくなってきていることと、エネルギー生産に大量の水資源を投入していることである。 水の価値がこれから急激に上昇していくことが予想されることから、世界の国々はこぞって水資源を確保するための国家レベルの計画を進めている。

シンガポール

シンガポールは長年に渡りマレーシアからの水輸入に依存してきたが、100億円を超える資金を投入し、水の専門家や企業を招致して国内の人材を育成するなどして、わずか10年ほどで水問題に対する高度な知識や経験を手に入れ、水問題を解決した。