世界の水戦略
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水不足による貧困

水が不足している地域では、時間と労力を費やして遠方まで水を汲みに行かなければならない。水を汲みに行くのに必要な時間が知識や技能を習得させる時間を奪うので、住民は仕事に恵まれず、水が不足している地域は貧しいまま変わらない。また、苦労して汲んできた水も安全とはいえず、伝染病によって命を落とすこともある。不衛生な水を飲むことで、年間500万人を超える乳幼児が伝染病にかかり命を落としている現状がある。

上下水道の整備不足

世界にはまだ、上下水道の整備がしっかりと行われていない地域が多く存在している。そのような地域では屋内トイレが設けられていることが少なく、外で用をたすためにさらに水の安全性が下がっている。水の衛生環境が悪い地域では、年に150万人もの子どもが命を落としている。