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水資源の格差

地球上には約14億立方キロメートルという想像できないような量の水が存在しているが、そのうち人が使える水は全体の0.01%ほどで、全人口に分けると年間で一人当たり8000立方メートルの水が渡ることになる。これは1人に人間が一年に必要とする水の量の2倍が当たるということであるが、実際はカナダとエジプトで一人が使える水の量に90倍の差があり、エジプト国民は必要な水が不足しているなど、水資源の格差がある。

水ストレス

「人間が年間に使える水の量が1000から1700立方メートル以下の状態」と定義され、この状態にあるとされる人は2006年時点で7億人いたとされる。この状態では人間が必要とする水の半分しか使えないので、水を必要とする作業も一日に少ない回数でこなさなければならない。